幸せな人生を創る12のレッスンをつくった(株)ハートフルR&Aの真実!ネタバレとレビュー
(株)ハートフルR&Aさんがつくった
幸せな人生を創る12のレッスンがいろんな意味で話題?!だけど・・・
いったい真実はどうなんだろう??(知りたいです)
出典元:日経クロストレンド
2023年10月から実施された酒税改正。ビールが減税に、麦芽以外を主原料とした新ジャンル(いわゆる第三のビール)が増税となった。このタイミングを狙い、大手4社(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)は続々と新商品を投入。各社どのような策を練るのか。
【関連画像】23年10月11日発売の「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」。オープン価格
●ビールは約6円値下げ、新ジャンルは約9円値上げ
2020年、23年、26年の3回にわたって行われる酒税改正。今回23年の改正では、350ミリリットル換算で、ビールは70円から63.35円に減税、発泡酒は46.99円で据え置き、新ジャンル(いわゆる第三のビール)は37.8円から46.99円に増税、そして缶チューハイなどのRTD(蓋を開けてすぐに飲めるアルコール飲料)は28円で据え置きとなる。
ここで簡単に、ビールと発泡酒と新ジャンルの定義について触れておきたい。大手ビールメーカーや国税庁などのホームページを参考にすれば、ビールとは「麦芽使用比率が50%以上」、発泡酒とは「麦芽使用比率が50%未満」もしくは「ビールの製造に認められない原料を使用したもの」もしくは「麦芽を使用せず麦を原料の一部としたもの」、新ジャンルは「麦や麦芽を使っていない発泡性の醸造酒」もしくは「発泡酒にスピリッツなどのアルコール飲料を加えたもの」として定義されている。
一般的に、発泡酒と新ジャンルを混同しがちだが、缶のパッケージに「発泡酒」または「リキュール(新ジャンルを指す)」といった表記がされており、簡単に違いを判別できる。
酒税改正を受け、酒類メーカー各社(アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビール、ヤッホーブルーイング)は、税率が変動した分、販売価格にも影響が出る。単純計算すれば、350ミリリットル缶あたり、ビールは約6円値下げし、新ジャンルは約9円値上げとなる。
また各社、値上げする新ジャンルではブランド数を絞り、減税となるビールや、価格据え置きで相対的に追い風となるRTDで新商品を投入する方針だ。酒税改正で世間の興味関心が向くタイミングで、新ジャンルから流出してきたユーザーや、酒類全般になじみが薄いユーザーを、ビールやRTDのカテゴリーで取り込みたい考えだ。
●クラフトビールに追い風か
「当社にとって、酒税改正は追い風でしかない」
そう語るのは、ヤッホーブルーイング 広報ユニットの渡部翔一氏だ。同社は「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など、ユニークな名前の商品をそろえるクラフトビールメーカー。常時10近くある銘柄はすべてビールと同じ酒税で販売されているため、酒税改正は願ってもない機会と言える。
「酒税改正により、これまでビールを飲用してこなかった人も、新たに関心を持つきっかけになる。そうした新規ユーザーからすれば、個性的かつ多様な銘柄をそろえるクラフトビールは興味を向けやすく、かつ減税を後押しに購入してみようという流れができやすくなるはず。既存のユーザーを見ても、他社の銘柄と併飲している人が大半であり、業界全体でビールが盛り上がるのは、当社にとって大きなプラスとなる」(渡部氏)
近年のクラフトビール市場は右肩上がりを続けている。ビール類市場におけるクラフトビール構成比を見ると、21年に初めて1%を突破して約1.5%に、22年には約1.6%に伸び、勢いに乗っている。
この市場の成長に貢献しているのがキリンビールだ。キリンビールは21年3月にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」を立ち上げ、同月には「SPRING VALLEY 豊潤<496>」をローンチ。キリンラガーの1.5倍の麦芽を使い、7日間ホップを漬け込んだ味わいは、芳醇(ほうじゅん)だと好評で、21年のクラフトビール市場増分の約80%を占める結果に。23年6月にはブランド初の季節限定品「SPRING VALLEY サマークラフトエール<香>」も発売し、対計画比約4割増を記録した。
そして23年10月24日、新商品「SPRING VALLEY JAPAN ALE 」を発売する。華やかな香りの海外産ホップに、いちじくやみかんを想起させる香りが特徴の日本産ホップを組み合わせ、日本人好みの味覚に寄せた。
●キリンは若者にクラフトビールを訴求
クラフトビールといえば、どうしても高値なイメージがつきまとう。ただその分、酒税改正による減税で、ハードルを低く感じてもらえるチャンスであるといえる。
キリンビール執行役員マーケティング部長の山田雄一氏は、「これまで若年層など、価格面で抵抗を持つユーザーも一定数いた。そうしたビールから遠いユーザーに、このタイミングで手に取ってもらいたい。テレビCMや試飲イベントなどを通して、ピルスナータイプやペールエールをはじめとした多彩なビアスタイルを伝えていきたい」と語る。
ただ、クラフトビールになじみの薄いユーザーからすれば、個々の銘柄がどんな味や香りなのかはぴんときづらい。
そこでキリンビールは、“液体の色”や“食事とのペアリング”といった、分かりやすい訴求方法を取った。
23年7月からはテレビCM「ビールの色」編を放映。俳優の山田孝之が「いつものビール、何色ですか?」と投げかけ、続けて「クラフトビールってこう、赤とか白とか黒とかいろいろなんですよ。それを見ながら、味を想像したり、合わせる料理を考えるのが楽しい」と語りかける。
このCMからも、クラフトビールをペアリング込みで楽しんでもらい、より身近な存在として捉えてもらおうとする姿勢がうかがえる。肉料理だったら赤のスプリングバレー、白身魚を使った料理なら白のスプリングバレーなどと、ワインのような楽しみ方で魅力を伝えていく。
こうしたアプローチの結果、クラフトビール未経験者が多い若年層への興味喚起も成功。23年上半期に、全国のブルワリーと連携した初の体験イベントを実施したところ、20代が最も多く来場したという。
10月の酒税改正による減税も味方に、キリンビールは今後、クラフトビールに一層注力していく。23年のクラフトビールの販売計画は、前年比プラス36.5%と強気な数字を掲げた。
●アサヒ、度数3.5%のスーパードライで新提案
多彩なクラフトビールをそろえるキリンビールとは対照的に、一点集中型の施策を取るのがアサヒビールだ。
23年10月11日に発売された「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」。通常のスーパードライと同じ酵母を使いながら、アルコール度数を3.5%に抑えた、いわば“ライトなスーパードライ”と言える新商品だ。
本来なら度数を下げると飲み応えも感じづらくなるが、ドライクリスタルでは冷涼感が特徴のドイツ産ホップを使用したり、通常のスーパードライよりも発酵度(麦汁中の当分を酵母が分解する割合)を上げたりすることで、低アルコールでも本格的な飲み応えを実現した。
また、通常のスーパードライに比べて、糖質は7割、カロリーは4割カットしている。機能性を備えているのも、消費者からすればうれしいポイントだ。
ドライクリスタルの発売にいたった背景には、大きく2つの要因がある。
1つ目は、世界規模でライトなビールの需要が高まっていることだ。英調査会社グローバルデータおよびアサヒビールの推計によれば、アルコール度数0~3.5%の販売容量は22年に過去最高値を記録。新型コロナウイルス禍での健康志向の高まりもあり、度数の低いビールの需要が高まっている。
一方で、日本では低アルコールのビールがほぼない状況にある。これが2つ目の要因だ。国内のビール類をアルコール度数別に分類したところ、5%台が67.8%と圧倒的で、4%未満は合計1.7%。低アルコールのビール類はほとんど流通していない(23年1~4月のインテージSCIデータによる調査、売上金額をベースに比率を算出)。
「度数5%は強いけれど、ノンアルや微アル(度数1%未満)では物足りない。その中間のビールが出てくれればうれしい、と期待するユーザーの声は多かった。
また、酒税改正のタイミングで、新ジャンルのユーザーが流れてくる可能性が大きい。新ジャンルを好むユーザーは、ビールだと『きつくて重い』『おなかにたまる』と敬遠する人も一定数いる。そんな中、低アルコールで負担の低いドライクリスタルが出ることで、新ジャンルのビールからくら替えするユーザーもいる」
そう分析するのはアサヒビールの松山一雄社長だ。もともと3%台のビールに需要があったなか、価格面で追い風となる酒税改正のタイミングで、ドライクリスタルを投入することで、新ジャンルから流出してきたユーザーを囲い込みたい考えだ。
●「あえてターゲティングはしない」
度数が低いと気軽な気持ちで摂取できるため、飲用シーンも広がると見る。
「ドライクリスタルは、若年層やエントリー層に向けた商品であるのは間違いない。だが、特にターゲットは指定していないし、機能系、オフ系のビールであるというような健康面での訴求も抑えている。それはユーザーの年代属性にかかわらず、いろいろなシチュエーションで飲用してもらいたいから。
個人的にはドライクリスタルを飲んでほしい人として、91歳の父が思い浮かんだ。父は今でも生ジョッキ缶で晩酌をしているが、最近は飲みきれなくなってきたと聞いた。高齢の方やお酒が弱い方でも、ドライクリスタルならビールを楽しんで1日を締めくくることができるはず。他にも、食事中はビールを飲みたいけど何杯も飲み続けられないと葛藤する友人や、酔いすぎると翌日に響くから飲酒を避けている人など、いろいろな人に手に取ってもらいたい」(松山社長)
販売数量は23年内に150万ケース(1ケースは大瓶20本換算)、30年に1000万ケース規模を目指す。将来的にはグローバルブランドとして展開していく計画で、まずはその布石として、スーパードライブランドの大看板を掲げて日本での浸透を狙う。
●サッポロはプリン体・糖質70%オフ
アサヒビールがアルコール度数を抑えた商品で価値提案をするなか、サッポロビールも糖質とプリン体をカットした新商品のビールを送り込む。それがプリン体と糖質を70%カットした生ビール「ナナマル」だ。
サッポロビールも他社と同様に、酒税改正による価格変動で、新ジャンルや発泡酒からビールに心移りするユーザーを狙っていく。特に目をつけたのは、 “機能系”と呼ばれる、糖質やプリン体を抑えた“オフ系・ゼロ系”のカテゴリーだ。
インテージSRIが22年に集計したデータによれば、市場全体のオフ系・ゼロ系のビール類は、約90%が発泡酒と新ジャンルで構成されている。
この領域を獲得すべく、サッポロビールは減税の追い風を受けるビールカテゴリーに、プリン体と糖質を70%カットした商品を投入。厳選した麦芽やファインアロマホップを使用することで、オフ系でありながらもおいしいという、いいとこ取りを実現した。サッポロ調べによれば、糖質とプリン体の両方をオフすると訴求するビールは日本初だという。
オフ系・ゼロ系に照準を定めた背景には、データの裏付けがある。23年のサッポロビールの調査によれば、“プリン体がオフ・ゼロの「ビール」があれば買いたい”と回答したユーザーは60%、今回の酒税改正で新ジャンルを減らして他のカテゴリーを試したいと回答した人は44%。新型コロナ禍による健康志向の高まりもあり、ナナマルの商品化に着手した。
●RTDでは食中での訴求を狙う
またサッポロビールはじめ各社は、RTDカテゴリーでも新商品を投入する。今回の酒税改正でRTDは直接的な恩恵は受けないものの、新ジャンルが増税となるため、相対的にRTDへの流入が予想される。
サッポロビール 常務執行役員マーケティング本部長の武内亮人氏は、「20年の酒税改正時も、想定を上回るユーザーが、新ジャンルからビールやRTDに流れた。缶の容量構成比では、RTDが新ジャンルを逆転しており、今回も大きなチャンス」と期待する。RTDの市場規模は、直近10年で2倍以上にふくらむ成長を見せており、その勢いも味方につけたいところだ。
その中でもサッポロビールは、食事中に料理と合わせながら飲む“食中酒”の開拓に乗り出す。
23年のサッポロビールの調査によれば、新ジャンルからRTDへ流入する40%以上のユーザーが、食事に合うことを重視している。さらに自宅で飲む1杯目のお酒を聞いたところ、約20%がRTDと回答し、10年前に比べたら比率が約2倍に増えている。「1杯目はとりあえずビール」という風潮も変化していることがうかがえる。
そこでサッポロは23年9月12日、「サッポロ クラフトスパイスソーダ」を発売。カルダモンやクローブ、コリアンダーなど8種のスパイスを使用し、無糖の甘くない味覚設計に。こってりとした炒め物や、山椒(さんしょう)が利いた中華料理などにマッチしそうな味わいだ。
あえてスパイスを原料に選んだのは、スパイスやハーブの専業メーカーであるヤスマ(東京・品川)との連携があったからだ。RTD市場の約半分をレモンフレーバーが占める中、あえてスパイスを使って食事の味を引き立てることに重きを置いた。
こうしたRTD市場の成長や、ユーザー調査の裏付けから、サッポロビールは食事中でのシチュエーションでRTDへの流入を狙う。
●サントリーは豊富な商品群で包括的に
サッポロビールより前から、食中酒としてのRTDに注力してきたのがサントリーだ。
19年の「こだわり酒場のレモンサワー」のRTDを皮切りに、22年3月には「翠ジンソーダ缶」、23年3月には「こだわり酒場のタコハイ」のRTDを発売、食中酒として訴求してきた。業務用、缶、瓶の“三位一体”のマーケティングで、ヒットにつなげている。
さらにビールブランドに目を向ければ、旗艦ブランドの「ザ・プレミアム・モルツ」で高価格帯の路線を、糖質ゼロの「パーフェクトサントリービール」で食中訴求を行い、機能的な路線もカバーする。
こうした豊富な商品群が魅力のサントリーは、酒税改正のタイミングで、続々と新商品を投入する。
23年10月3日には、黒ビールで糖質ゼロの「パーフェクトサントリービール〈黒〉」も限定発売。同月17日には、ザ・プレミアム・モルツブランドから限定デザイン缶や、冬限定のジャパニーズエールを発売。11月以降も限定品を展開する予定で、23年のビールカテゴリーの販売計画は前年比131%と大きく掲げた。24年春からは、「サントリー生ビール」を瓶とたるでも投入し、業務用としての展開も進めていく予定だ。
RTDでは、23年12月5日に「ジムビーム ハイボール缶〈ピーチハイボール〉」を、「ほろよい」シリーズの「ほろよい〈クリームソーダサワーメロン〉」「ほろよい〈クリームソーダサワーいちご〉」を限定発売。ほろよいに関しては、通年商品15品に加えた限定発売のフレーバーを展開し、味の種類や商品数の多さも魅力の1つだ。
このように、今回の酒税改正に合わせ、各社とも新たな商品や施策を続々と打ち出す。クラフトビールや、健康面に配慮したビールなど、酒税改正が味方するビールを強化。それだけでなく、酒税が据え置きとなるRTDカテゴリーも、食中酒としての需要を各社商機を見出し、競争が苛烈になっていくと言えるだろう。
(写真提供/アサヒビール、キリンビール、サントリー、サッポロビール)
こういうときはひとまず、
本当に実践した体験者の
口コミを参考にしたいですよね。
わたしが気になっているのはコレ・・・
【賛否両論】意見がいろいろあるのも分かるけど
ちゃんと判断したいので
ネタバレやレビューを読んでると・・・
効果はもちろんだけど、
行き詰った時などメールサポート等は、
すぐに返事があってイイみたい。
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購入者の多くが言ってるみたいだね。