株式会社トレンドアクアのソフトテニス上達革命【文大杉並高校ソフトテニス部監督 野口英一 指導・監修】オンライン版購入者が言う実際の評判

株式会社トレンドアクアの
ソフトテニス上達革命【文大杉並高校ソフトテニス部監督 野口英一 指導・監修】オンライン版に
ずいぶん前から興味ありました。

でも、安い買い物でもないし
ネットの商品だから・・・

出典元:お笑いナタリー

ウエストランド井口と構成作家・飯塚大悟が毎月のお笑い界の出来事を勝手に振り返る連載「今月のお笑い」。2026年最初の回では、前回できなかった2025年の振り返りから。2026年の「今月のお笑い」的スローガンも誕生した。

【写真】楽しげに語りあう井口、くるま、イワクラ

構成 / 狩野有理
ヘッダーイラスト / 清野とおる

※取材は1月29日に実施。

■ 誰一人憎んでない
──新年最初の取材です。2026年もよろしくお願いします。年末に行った当連載イベントはどうでしたか?

井口 配信もたくさん買ってくれたみたいですし、反響も多かった気がします。最初、くるまがゲスト出演することが発表されたときはくるまの新規ファンは「井口が嫌なこと言うんじゃないか」と思っていたみたいですけど、楽しく話している様子が観てくれた人の感想で漏れ伝わって、買ってくれたぽいですね。

飯塚 井口くんがいつもくるま氏のことをいろいろ言っているから警戒していたんだろうね。観てみたら「意外と仲いいんだ」って思ったんじゃない? やっぱり、やらないと伝わらないよね。

井口 芸人だから、みんな。急に討論会みたいなことは始まらないから!

飯塚 「くるまが!!」とか「蓮見が!!」とかよく言うけど、本当に憎んでいる人の名前は言わないからね(笑)。

井口 こんなの言うの野暮ですけど、僕がいろいろ言ってる人、誰一人憎んでないですからね? 僕って人のこと嫌いにならないので。だから安心して全部を見てほしいです。今でもけっこう僕に対して思っている人がいるみたいですけど。特によしもとのファンとか、芸人。ゼロカランとかも怒ってるんでしょ?

──ゼロカランのことを何か言ったことあるんですか?

井口 ないですよ。

飯塚 じゃあなんで怒ってるの?

井口 よしもとの悪口を言うのがムカつくみたいです。だから、「大丈夫だよ」とは伝えておきたいですね。憎んで言ってるとかではまったくないので。僕なんて、誰よりもわちゃわちゃ楽しくやりたいだけなんだから。

──井口さんとくるまさんのトークが白熱して、飯塚さんが言いそびれたことはないですか?

飯塚 ないです、ないです(笑)。でも今年の「M-1」は終わったあとも穏やかだったなと思いましたね。

井口 確かに。「漫才か、漫才じゃないか」とか一時のような論争にはなってないですね。“よかった回”とされているんじゃないですか?

■ カムバック、カムバック前は出てなかった
──イベントでできなかった「2025年のお笑い」の話を改めて少し振り返りたいです。

井口 (2025年のできごとが書かれた資料を見ながら)パンプキンポテトフライが解散して再結成して、今いろいろな番組に出ているじゃないですか。カムバック、カムバック前は別に出てなかっただろっていうのはあります。

飯塚 “解散”で売れた初めての芸人かもしれない(笑)。

井口 よく考えたら、カムバックとは1回も番組で一緒になったことなかったのに、カムバックした瞬間に「水曜日のダウンタウン」(TBS)とか、「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ)、「マルコポロリ!」(カンテレ)とかに出ているじゃないですか。谷はちょっと出てたけど、山名(カムバック)なんか解散前は1つも出てなかったんだから。みんな騙されてますよ。それは周知していかないと。山名には直接言っているんですけど。

──何をですか?

井口 「お前、出てなかっただろ」って。

──わざわざ本人に言わなくていいじゃないですか(笑)。

井口 一応わからせておかないと。「出てなかったぞ」って。

飯塚 賞レースとかで結果を出す以外だと、例えば揉めごとみたいな事件性がないと注目されるのが難しくなっている、ということを象徴するような出来事な気がする。

井口 戻ってくるタイミングもよかったんでしょうね。もうちょっと解散している期間が長かったら忘れられていたと思うので。

飯塚 もともとみんなパンポテのことを面白いと思っていて、解散がもったいないと思っていただろうから、ちょうど話題性が出て番組も呼びやすいんだと思う。

■ 「お笑いは流行っていない」のか
飯塚 1月の話にもなっちゃうんですけど、ダウ90000の蓮見くんが最近、いろんなテレビやラジオで「お笑い流行ってない」と言っていて。昨年もお笑い界でいろんな話題がありましたけど、世の中のどれくらいの人が知っているのかと考えると、やっぱりお笑い好きの中でしか知られていないことも多い。子供がみんなひょっこりはんを真似する、みたいな、国民的なものになることはなくなりつつありますよね。

井口 お笑い自体も細分化されてきて、それぞれが好きなものだけを楽しむ感じになっているから、余計にそうなってきていますよね。「みんなが知ってる」がないのはさみしい気もしますけど。

飯塚 お笑い以外のところまで波及したのは、マユリカ中谷さんの「おいらが行くしか、ねえな♪」くらい。

──TikTokを中心にネットミーム化して、2025年の「egg流行語大賞」で1位になりました。

井口 (お笑いが)流行ってほしいですけどね。

飯塚 「お笑い流行ってない発言」は、自分の好きなカルチャーを否定された感じがして悲しんでる人も見かけた。気持ちもわかるけど、「冷静になろう」とも思う。蓮見くんは別にお笑いカルチャーを腐して言っているわけじゃないから。

井口 言っていることは、僕と大枠は一緒ですからね。「客観視しろ」とか「“ご存知”やるなよ」っていうことですから。

飯塚 そうそう。炎上とかも、実は世の中的には大したことなかったりするし。

井口 2日くらいSNS見なかったらもうなんにもなってないですからね。

飯塚 この1年、そういうことが多かった気がする。お笑いが炎上しているのって、お笑いファンじゃない人が「そんなことあったんだ、けしからん」と苦言を呈してそのまま過ぎ去っていくだけだから。それに対して過剰に反応しているのを見かけて、「落ち着こうよ」と思うことはけっこうあった。

井口 お笑いもYouTube化していますよね。YouTubeなんて、知っている人しか知らないじゃないですか。劇場もそうですし、お笑い自体が狭いコミュニティになってきているなと思います。

飯塚 「面白い」だけで話題になることが賞レース以外では難しい。例えば、こたけ正義感さんの「弁論」(※)って、面白いプラス意義がある。お笑い好きじゃない人も「褒めたい」と思う要素があることのほうが話題になって、それもいいことだけど、「とにかく面白いから見てくれ」という広まり方はしづらい。

※編集部注:こたけ正義感による単独公演「弁論」。2024年は「袴田事件」をテーマにしたスタンダップコメディが繰り広げられ、YouTubeで全編公開されると話題に。2025年は「貧困」「生活保護」をテーマにしていた。

井口 面白いだけではバズらないですからね。感情を揺さぶる、琴線に触れないと「広めよう」という気持ちにまではならない。「感動した」とか「すごい」とかがないと。

飯塚 最近で言うと、しずるさんの「LOVE PHANTOM」(※)だけです。「面白い」だけでネットでバズったの。

井口 その「クセスゴ」も終わっちゃいましたからね。

※編集部注:B'zの「LOVE PHANTOM」に乗せて組事務所の2人の緊迫感あるシーンを演じるコント。「千鳥のクセスゴ!」(フジテレビ)で披露され話題となったのち、「キングオブコント」決勝でも繰り広げられた。「2025年2月のお笑い」参照。

■ いい意味で、誰も井口を気にしてない
──仕事の変化はありましたか?

井口 いろいろやらせてもらうことが増えつつ、今まで出させてもらっていたものも継続して出させてもらっていますけど、いい意味で、誰も何も僕のことは気にしなくなった感じがします。「また井口が悪口言ってらあ」すらもない。最初から穿った目でトゲトゲしく見られることは減って、フラットに「面白いじゃん」と見てくれることが多くなっている気がしますね。

飯塚 出川(哲朗)さんへの道が開けそう?

井口 そこまでではないですけど、それこそ「充電させてもらえませんか?」(テレビ東京)に1回出ただけで一気に好きになってくれる人もいますから。

飯塚 井口くん、去年は本2冊出しているからね。

井口 そうですね。1文字も書かずに。

飯塚 ギネスにないのかな? 「1文字も書かずに本を出した年間冊数」とか。

井口 1冊ならまだわかりますけど、2冊ですからね。

飯塚 いろんなところで唱えていた教えをまとめたものって考えると、宗教本とかに近いよね。口で言い伝えてる(笑)。この方式だと無限に本が出せそう。

井口 いっぱいしゃべっていれば本になるってことですね。形に残るものが出せるのはうれしいですから。

──FRUITS ZIPPERとの共演も増えましたね。著書も渡していましたし。

井口 引き続き番組に呼んではもらっているので、ありがたいです。

飯塚 そういう意味では、仲間が増えてるんじゃない? 吉住さんとの「孤独アジト」(テレ朝podcast)とか。

井口 そうですね。(テレビ朝日「耳の穴かっぽじって聞け!」で共演している)とろサーモン久保田さんといても“耳の穴コンビ”と言われることも増えてきましたし。

飯塚 非吉本でお笑い界を生き抜いていくには、そうやって仲間を増やして仕事しやすい空気を自分で作っていくしかないもんね。

井口 本当にちょっとずつですよね。そういうレベルで知ってもらうしかない。一気に「すごい」とはならないので。「GURU GURU!」(J-WAVE)の「まいにち井口」(月曜から木曜まで毎日ゲスト出演する企画)もそうですけど、出させてもらった1個1個の場で「面白い」と思ってもらえるようにがんばるしかないです。こんなに1個1個やらなきゃいけないんだ……とは思いますけど(笑)。FRUITS ZIPPERのファンの人たちも徐々に認めてくれるようになっている気もしますし。本人たちが楽しくしているのがファンの人たちにとっては一番でしょうから。

──2025年がどんな年だったか、一言で言うと?

井口 がんばった1年ではありましたけどね。ウエストランド情報調べだと、優勝した翌年よりテレビとかメディアに出られましたから。帯番組をやっているわけでもなく。

──飯塚さんから見て、2025年はお笑い界にとってどんな1年だったと言えますか?

飯塚 みんな、自分の場所で戦っていますよね。だからこそ井口くんとくるま氏も全然会わなかったわけで。活躍の舞台が全然違う。自分のプラットフォームを作ってそこを中心に活動している芸人さんもいるし。それがより顕著になった。昔はネタで売れたら次はテレビでがんばる、みたいなルートがあったけど、今はYouTubeが面白い、ポッドキャストが人気とか、多岐に渡ってる。

井口 何をもって「売れる」としているのかわかんなくなってきていますよね。

飯塚 見ているものが全員バラバラだから、みんなが知っているものが強い。だから「ザ・イロモネア」(TBS)や「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ)とか、かつての人気番組が復活するのもわかるなと。逆に、今からまったく新しいネタ番組が立ち上がるのはけっこう難しくはなっていると思います。

■ 年末年始のネタ特番
井口 ネタ番組、がんばりましたよ。全部違うネタをやったことをもっと言って(=褒めて)ほしいです。ネタ番組もそれぞれ性質が違うので、ネタ選びはけっこう考えますね。基本的には「検索ちゃん」(テレビ朝日)とか「ドリーム東西ネタ合戦」(TBS)で強めのネタをやったイメージでしたけど、それ以外のも褒めてくれる人がいたのでよかったです。

飯塚 料理のネタがけっこう反響あったみたいだね。

料理のネタ誕生の場面

井口 ウケはそんなによくなかったんですよ。「料理は熱い(暑い)」とか「包丁は危ない」とか、言ってることがさすがにバカバカしすぎるというか(笑)。「そんなことまで言うんだ」と言ってくれている人もいて、ありがたかったですね。「爆笑ヒットパレード」(フジテレビ)は空間的に広くて難しいし、ひな壇に座っているところからいきなりネタやらなきゃいけないから練習もまったくできないんですよ。だからめちゃくちゃになっちゃいましたけど。

飯塚 ナイツとウエストランドが年末年始のネタ番組に一番出ていたんでしょ?

井口 Xでそう書いてくれている人がいましたね。

飯塚 ウエストランドって年末年始のネタ番組に呼ばれまくるような、そういう人になったんだね。

井口 そういう人になったんかい!と思いましたよ(笑)。一番違うじゃないですか。僕はネタやりたくないんだから。でも、そういう人になったんだ……っていう。爆笑問題がいろいろ出ているからというのもありますけど、そういう人になった大変さはありますよね。

飯塚 悲しいことに、ニッチェが1つもネタ番組出てなかった。

井口 悲しいなあ。

──「THE W」優勝者なのに。

飯塚 でも、「THE CONTE」(フジテレビ)に呼ばれていたからよかった。「日置さーん(※)」ですね。日置さんありがとう。そんな日置さんもフジテレビをやめましたけど。

井口 いろいろありますね。ライブにそんなに出させてもらっているわけじゃないので、「漫才工房」でおろして、「タイタンライブ」でやって、2回しかやってない状態でもうテレビでやらなきゃいけないから大変でした。もっと若手のときはライブでさんざんやってるからそんなに練習してなくてもできますけど、ガチで本番前に合わせないとできないし、ライブとは環境も全然違うし。その大変さはありました。けっこう早坂営業とかで果敢にやる人もいて、そういうのも必要なのかもしれないです。

飯塚 ニッチェも全然ライブ出てないから、早坂営業で賞レースのネタを調整してた(笑)。

井口 トム・ブラウンとかもやってましたよ。よしもと以外の大変さはありますね。

飯塚 よしもとは1日で5ステとかあるからそこで調整できるからね。それで同じ土俵で戦ってるんだからすごいよ。

※編集部注:「THE SECOND」総合演出の日置祐貴氏。ウエストランドのネタに登場する、佐久間宣行プロデューサーへのお笑いファンの反応「あ、あ、あぁ~! 佐久間さーん!」の日置氏バージョン。「2023年5月のお笑い」「2025年4月のお笑い」にも登場する。

──どの番組でなんのネタやったというのはExcelシートとかで管理されているんですか?

井口 Xにメモ程度に書いてるだけですね。でも難しいです。いろんなパターンのネタがないと。「ドリーム東西」は芸人にもウケるようなネタのほうがいいし、演芸番組では寄席でウケるタイプのネタがよかったりするし。かといって、作ってるときは年末のことは考えないじゃないですか。いろんなパターンのを作っておくしかないですね。

■ お笑いをビジネスにする難しさ
井口 「タイタンライブ」がもうすぐなので、飯塚さんにアイデアもらわないと。今回は30周年記念公演で2DAYSですから。

──まだネタができていないんですか?

井口 もちろん、まだ1文字も書いてないです。「タイタンライブ」の前日が「漫才工房」なので、そこまでに。「漫才工房」もいろいろ変わっちゃいますからね。K-PRO主宰じゃなくなるし、ナルゲキじゃない会場でとりあえず今回はやります。すっかりライブに出ていないから、空いてる劇場を探すのも大変。そのへんも考えると、今までがありがたかったんだなと。配信なんて自分たちではできないし。それでもネタはやらなきゃいけないし。「タイタンライブ」はあるし。2DAYSはキツいなあ……。

──各日違うネタで。

井口 もちろん替えるしかないですね。ライブの事情も変わってきてますよね。今、いろんなライブが乱立していますけど。

飯塚 お笑いライブの運営って大変だからね。

井口 ビジネスとしてやっていくと思ったら相当難しい。となると、いい人も悪い人も出てくるし、誤爆もしちゃうし。

飯塚 よしもとは企業としてやっているけど、基本的には好きの延長でやっている人が多いからね。よしもとと同じレベルを求められても難しい。母体が違いすぎる。それに、お笑いライブをビジネスにして稼ぐことを煙たがったりする風潮も多少あると思うから。

井口 芸人もはじめから「稼げないもの」と思っているところもあるし、そのためにチェキを撮ることはやりたくないとか、いろいろある。

■ 関係性に注目がいきがち
井口 たくろう赤木が結婚してましたね。(バッテリィズ・エースに続いて)また隠してたっていう。「謝れよ」とは思いますね。「アナザーストーリー」で家にも行ってるわけでしょ? 謝ってほしいですよね、1回は。

──隠していたわけではないようですよ?

井口 でも、“コンビ仲のやつ”はやってますよね。

──「やってる」とは?

井口 Xにプリクラ載せてたじゃないですか。やってるなあ~!

──「GURU GURU!」でも怒ってましたね。(YouTubeに公開されているアーカイブの31分14秒あたりから)

井口 すごいですよね。もう、みんな(「仲がいい」が)好きすぎる。本当にお前らは仲良いか見抜く力は1ミリもないのに、なんでそれで喜べるんだよ!? 本当に詐欺に遭う人たちですよ。

飯塚 吉住さんが蓮見くんのラジオで言ってたけど、ピン芸人は応援されづらいみたい。コンビとかトリオの関係性に注目がいきがちだから。ネタや個人のキャラクターだけじゃなく、「関係性で推せる」というか。

井口 40過ぎて、仲良しとかもうないじゃないですか。せいぜい30代までにしてほしい。バイアスがすごいので。僕1人でどれだけ活躍しようが、「やっぱりコンビでのロケがいい」みたいなこと言う人がいますけど、本当か?って思います。関係性が好きなあまりそう見えちゃってるわけじゃないですか。じゃあ責任取ってくれよ!

──責任取ってくれというのは?

井口 そのままコンビのことだけしていていいのか?っていう。そこは悲しくなることありますし、「じゃあいいよ!」と思っちゃうので気をつけてほしいです。「じゃあやめてやらぁ!(巻き舌)」ってなりかねないので、あんまり刺激しないでほしいですね。

■ 大ストーリー時代の到来
井口 おにぎりがまたおにぎりになった(※)。

※編集部注:昨年12月に「XENO」に改名した金の国・渡部おにぎりだったが、名前を選んだ理由が企画の意図に反していたことやパッと見で読みづらいことなどが物議を醸し、芸名を元に戻した。

飯塚 今っぽいニュースだなと思いました。コント師ってキャラクターがなかなか伝わらないけど、おにぎりくんってなんか妙なヤツだなっていうのは伝わったと思います(笑)。改名して戻しただけで、何にもなってないけど、意味はあった。

井口 普通に嫌な奴ですからね(笑)。DMでライブ誘ってくるので。

飯塚 ネルソンズの単独ライブのチケットが400枚余っていて、本人たちが土下座して「来てください」って懇願して、芸人さんたちもそれに反応し、結果完売したというニュースがあって、面白いだけでは来てもらえない時代なんだなと思いますね。蓮見くんも言っていたけど、何かストーリーがないと来てくれない。

井口 大ストーリー時代の到来ですね。しゃらくさい時代になったなあ。

飯塚 ネルソンズの単独ライブに毎回行っている人もいるだろうけど、SNS上の話題になっているものにしか興味を持たない人もいっぱいいる。そういう点ではさみしい。

井口 うーん。単独ライブがそもそもなんなのかもよくわかんない(※)ですけどね。

※編集部注:井口は単独ライブ自体をやりたくない派。男性ブランコと「単独ライブ」の意義について語り合った「2023年11月のお笑い」を参照。

飯塚 でもネルソンズくらいの知名度と実力があったら単独ライブが売れてないと悲しいじゃん。

井口 ザ・マミィも単独ライブのチケット売り切れるまでYouTube配信とかやっていましたけど、テレビで活躍している人が中途半端なゾーンに入って、テレビで観ている人もライブのファンも来ないっていう状況はありますよね。

飯塚 そのゾーンはあるよね。本当に熱狂的で、ずーっとついてきてくれるファンがいればいいけど、ある程度まで応援したら「売れてよかったね」ってスッと離れていく人もいるから、それを捕まえておくのが大変なんだろうな。

■ こっちが言われた嫌なことは消えない
飯塚 ドンデコルテの渡辺銀次さんの丁寧な生活が人気を博しているのが新しいなと思いました。ネギ油からチャーハン作ったり、シャツをアイロンがけしたりする動画がすごく見られている。これも今っぽいと思うんだけど、「ラジオが面白い」とかより、人として素敵な部分が観ている人に刺さっているんだろうなと。

井口 でも、イメージがガチガチに固められないといいなと思いますけどね。「こういう人だ」っていう思い込みで本人は動きづらくなるので。ブランディングってけっこう紙一重というか、それしかできなくなっちゃったらつらいじゃないですか。その場では人気になるけど、のちのち勝手にがっかりされたりもするし。だから早めにぶち壊しておいたほうがいいと思うんですよ。ブランディングもクソもない風にしておかないと。やす子しかり、大変じゃないですか。イメージに振り回されて。

──井口さんもそういう経験があるんですか?

井口 ないようにしているというか、ブランディングなんてそもそもないです。むしろ、最初は勝手にめちゃめちゃ嫌われていたから、逆に今いいのかもしれないですけど。人の意見なんか変わるんだから、わざわざ発信するなよって思いますね。そのときこっちが言われた嫌なことはずっと消えないわけじゃないですか。僕に「つまんねえ」とか言っていたくせに、別の一面を見てあとから「大好きだ」とか言われても、「つまんねえ」と言われたことは消えないので。自分を疑ってほしいですね。「こういう人」と勝手に決めつけないで見ないと。というか、みんなバカになっちゃって、「こういう人」というカテゴライズがないと見られないのかもしれないですね。この人はいい人、この人は真面目な人、この人は優しい人っていう決めつけがないと、テレビが見られなくなっている気はします。だからその人がちょっとでもイメージと違う動きをしたら変なことになるし。逆にイメージが決めつけられているから、何をやってもそう見られちゃったりもするし。もっと柔軟に考えてほしいですけどね。

飯塚 「イロモネア」の審査が物議をかもしていた件もありましたけど、「千原ジュニアの座王」(カンテレ)で特別審査員を務めた有田(哲平)さんが「座王」ファンに叩かれていて。有田さんってプロレスが好きだから、同じ対戦を何度もやらせたり、その場で面白くなることをいろいろ仕掛けたりしていて、僕は好きだったんですけど、「座王」も「M-1」化していて、本当に競技だと思っているのか「こんなことだったら特別審査員の制度をなくしてほしい」みたいな意見も見かけた。番組側が面白くなるだろうと思って有田さんを呼んできて、有田さんに審査員を任せる回なんだから、それでいいんじゃないかなって思うし、1億総ともしげ化(※)の流れを感じた。

※編集部注:その場で起こることを楽しむより「こうするほうが正しい」と主張して指示を出してくる人が増えている現象のこと。「2025年9月のお笑い」参照。

井口 「レッドカーペット」の収録のときに、「なんで満点じゃないんだよ」と言っている芸人がけっこういて、え?と思ったんですよ。本当にどうでもいいじゃないですか、満点だろうか中笑いだろうが。カットされちゃいましたけど、僕も審査員に向かって「何シビアに審査してるんだよ!」とか言ってたんですよ。「レッドカーペット」の審査なんかゆるくていいし、でも別にシビアでもいいし、なんでもいいじゃないですか。中笑いで大賞を獲ることもあるだろうし、本当にどうでもいいのに、「レッドカーペット」の審査に文句を言うくらいみんなおかしくなっちゃってて。過敏になっているのか、本当に1億総ともしげ化状態。「ともしげさんにはなるまい」と思って踏みとどまってほしいな。嫌じゃないですか、ともしげさんになるの(笑)。

飯塚 そうだね(笑)。

井口 もちろんやっているときは満点とか○を目指しますけど、本当にはどうでもいいし、どうなっても面白ければいいのに、マジになってますよね。

飯塚 ただ、「バラエティなんて真剣に見るなよ」と言われることがあるじゃん。確かにそういうことが多いけど、本当に内容に問題があることもあるから、それを一緒くたにして「真剣に見るな」ってなるのも違うなって思う。1個1個いろんなケースがあるから。「粗品のロケ」にともしげさんが出演してたね。

井口 ともしげさんと赤ちゃん(ネコニスズ舘野)のライブ(「ともちゃん赤ちゃんごきげんライブ」)をやっていて、なんかともしげさんが変な動きしていてたんですよ。なんだ?と思ったら、僕は気づいたんですけど、たぶん粗品の真似をしてて(笑)。

飯塚 あはははは(笑)。

井口 急にお客さんに悪態ついたりして。みんな「どういう意味?」ってなったと思うんですけど、ともしげさん、粗品になろうとしてます。クリスマスプレゼントをお客さんも一緒に交換するみたいな企画で、お客さんのプレゼントをイジろうとしてて。持ってこさせておいてそんなことしたら、とんでもないことになるじゃないですか。

飯塚 粗品さんが太客をイジるみたいなこと?

井口 それです!

飯塚 影響受けてるんだ。

井口 衝撃ですよ。

■ 「愛がある」とは?
飯塚 「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)に鬼越トマホークがゲストで来て、爆笑さんがいろいろ言われて悲しんでいるリスナーがいるのをSNS上でけっこう見かけて。

井口 あいつら、けっこう言いすぎなんですよね(笑)。前に「カーボーイ」に出たときは鬼越の大暴れでめっちゃ盛り上がりましたけど、4年くらい経っているからちょっと状況が変わっていたというのはあると思います。僕らの4年って短い気がしますけど、小学6年生が高校1年生になるくらいの期間じゃないですか。価値観とかも変わって、ウッと思うリスナーもいたのかもしれませんね。

飯塚 「お笑いの日」のさんまさんと太田さんの漫才の話もラジオの中で出ていたけど、リスクしかない中、あれだけのキャリアの人がネタを作って出ることが僕はすごいと思うんだけど、少し下の世代から腐していいものになっているのがけっこうショック。「そっちのほうがウケちゃうんだ」とかも含めて、ちょっと悲しかったな。そっちがウケちゃうともう反論もできないしね。あと太田さんが言っていた、「お前ら『愛がある』って言えば何を言ってもいいと思ってるだろ!」というのが芯食ってるなと思った。「愛があるから」という言葉で称賛する人たちに僕もずっとモヤモヤしていて。愛があるかどうかなんて他人にはわからないし、愛があれば何でもやっていいのか、とも思うし。

井口 リスペクトが薄れているっていうのはありますよね。すごい人たちがすごいことをしているってならない。それだけでも意味があるわけじゃないですか。そういうのは消えつつある気はします。

──すごさが伝わっていない?

飯塚 伝わっているか伝わってないのかわからないけど、なんでも“無敵の人ムーブ”できるほうが強いじゃないですか。「そこ踏み込んだんだ!」っていうのが評価されるから。だから誰かに腐されて傷ついても、自分がいいと思ったものは自信を持って口にしていくしかない。

■ 千鳥・かまいたちのすごさ
井口 「爆笑ヒットパレード」のトークコーナーのときに改めて思ったんですけど、NON STYLEの石田さんが衣装をケムリに借りようとしたけどサイズが合わないから、くるまのを借りようとしたらくるまはよしもとじゃなかった、みたいな話をしていて、僕はひな壇で「だからこういうところにもいないのか~」とかぶつぶつ言っていたんですよ。そしたら濱家さんが「井口、なんや?」って聞いてくれて。考えたらかまいたちさん、千鳥さんっていつもそういうのを粒立ててくれるんですよ。なんにも思わない人は思わないし、「変なこと言ってんな」でスルーする人もいるじゃないですか。そこを、「はい! はい!」と手を挙げているわけじゃないことも拾ってくれるから、僕からしたらすごくやりやすいし、ありがたい。「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」(カンテレ) でもそうですけど、「どうしたんや」と囃し立ててくれる。

飯塚 今さら言うことではないけど、濱家さんってすごいよね。能力が本当に高い。

井口 大悟さんも「チャンスの時間」(ABEMA)でなんとなく僕が言ったことをもう1回言わせてくれますし、ひな壇に大勢芸人がいる「芸人総選挙」(TBS)でも、いつも通り僕がぶつぶつ言い続けていたら大悟さんが何回か振ってくれたんですよ。「ともしげさんなんか天然キャラなわけないだろ!」とか言ってるのを引き立てようとしてくれる。大悟さんのほかにもMCがいたので、全部とはいかなかったですけど、アイコンタクト的に感じた場面がありました。

飯塚 あと、「華大千鳥」では大悟さんがノブさんイジりのきっかけをくれるよね(笑)。「井口なんやったっけ?」みたいな。

井口 僕としては加速してさらに言えばいいから助かります(笑)。千鳥さん、かまいたちさんのそこの能力ってあんまり世間からは言われてない気がしますけど、本当にすごいし、僕のやり方には合ってるからありがたいです。

飯塚 大MCになる人って能力も大事だけど、ミーハーであることも大事だと思って。例えば女優さんが来たときに「うわーかわいい!」「来てくれてうれしい!」って素直に言えるかどうか。ノブさんや濱家さん、ニューヨークとか、「しゃべくり007」(日本テレビ)の人たちって全員それができる。それって意外と難しいけど、トップMCになるには照れずにやれるほうがいいんだろうね。

井口 僕なんか単純にうれしいし、すごいって思うので、(「わー!」とやらない芸人に対して)「思えよ」って思いますけど。昔は「笑っていいとも!」(フジテレビ)とかでも、よくわかんなくても「わー!」とかやっていましたから。わーってなってたほうがいいじゃないですか。

■ 井口は争わない
井口 なんでだかはよくわからないですけど、「GURU GURU!」に毎日出て、全員(パーソナリティのかが屋・加賀、ダウ90000蓮見&吉原、令和ロマン・ケムリ&福留光帆、エバース)ゆっくりしゃべる機会がない人たちだったからちょうどよかったっちゃよかったですね。

飯塚 鈴木ジェロニモのコーナーに毎回キレてるのが面白かった(笑)。エバースと仲良くなっていたというか、噛み合ってたね。井口くんって実は蓮見くん、エバースの佐々木さん、それこそくるま氏とかと波長が合ってる。

井口 「蓮見なんか何がすごいんだよ!」とよく言っているから本当に争ってると思われたり、対決構造にされたりしますけど、僕は本当に争わない。言っていくしかないですね。争う気もないし、みんなで楽しくやりたいだけなんだから。

──あと、エバースの町田さんは「ルパン三世」がお好きらしいので、井口さんと町田さんも気が合いそうだなと思いました。ルパン対談とかどうです? ルパンから学んだ精神を語ってほしいなと思いました。

井口 嫌でしょ! 町田と対談なんて。

■ 2026年は「明るさが大事!」
井口 そういえば、「アメトーーク!」(テレビ朝日)の芸人矢印トークで、ニッポンの社長・辻のことをいろいろ言ったけど、意外と明るく返してくれるんですよね。ああいうタイプだけど、そういうのもすごい上手で。あれをできるかできないかで、僕からしたらかなり変わってくる。マジで怒るかシュンとしちゃう人がまだまだいる中、辻って明るくいてくれるじゃないですか。

飯塚 センス系っぽく思われがちだけど。

──この連載にも以前ゲストで来てくれましたけど、純粋にお二人に意見を求めたり、質問に答えたりしてくれましたよね。

井口 結局、明るいのがいいじゃないですか。

飯塚 明るいのが大事?

井口 明るいのがとにかく大事。イジられ慣れてないから冗談でも怖くなっちゃう人もいるじゃないですか。そう思うと、明るく返すのがうまい人とそうでない人ってけっこう分かれるなという気はしますね。

飯塚 なんの明るさなんだろうね。性格というか、楽しそうにしてくれるかどうか。怒ってても、楽しく見えるか。

井口 楽しくしといてほしいですよ。

飯塚 芸人に限らず、全人間そうだよね。

井口 これを読んでいる人はみんな明るくいてほしい! 暗くなって陰鬱になって、怖いことSNSに書き込んでないで。

飯塚  陰キャかどうか、とかじゃないんだよね。そこで諦める話じゃないというか。

井口 そういうことじゃないんですよ。芯の部分。(宮下草薙)草薙とか、明るいじゃないですか。暗いけど。

飯塚 テンションは高くなくてもいいけど、楽しそうに見えるかどうかをがんばるべきだね。

井口 もうそこだから。暗いんだよ、全員! 明るくいてほしいですね。

──2025年は「告知と覇気と感謝と人情」が大事と言ってきましたが、2026年は「明るさ」が大事!というマインドでやっていきましょう!

■ プロフィール
□ 井口浩之(イグチヒロユキ)
1983年5月6日生まれ、岡山県出身。2008年、河本太(コウモトフトシ)とウエストランドを結成。2022年「M-1グランプリ」王者。「ウエストランドのぶちラジ!」をYouTubeなどで配信中。とろサーモン久保田とのレギュラー番組「耳の穴かっぽじって聞け!」(テレビ朝日)は毎週月曜25:58~。テレ朝Podcast「ウエストランド井口と吉住の孤独アジト」は毎週木曜6:00~配信。タイタン所属。

□ 飯塚大悟(イイヅカダイゴ)
1982年4月13日生まれ、新潟県出身。テレビ、ラジオの構成作家。現在の担当番組は「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」「永野&くるまのひっかかりニーチェ」(テレビ朝日)、「水曜日のダウンタウン」「クレイジージャーニー」(TBS)、「ヒルナンデス!」「GoldenSixTONES」(日本テレビ)、「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)など。大井洋一と出演するポッドキャスト「褒めたいラジオ」(Artistspoken)毎週水曜23:00~配信中。

ちょっと不安があるんだよね。

口コミで見る限りでは、
良い評判もあるし
さっそく試したいけど・・・どうなんだろうね?

わたしが気になっているのはコレ・・・

実践者の口コミや評判って
何か安心感があって、
基本的に効果については肯定する声が多かったです。

あまり良い口コミばかりだと
胡散臭いけど・・・やってみようかな